認定申請手続きについて
当協会が行っている事業は、非金属製及びケーブル式タイヤチェーンの認定です。非金属製とは、トレッド部(地面と接触する部分)の主な材料が、ゴム系、樹脂系及びその他の非金属系のものをいい、ケーブル式とは主な材料がワイヤー・コロ又はスプリングなどの軽量の金属であるものとしています。
なお、装置は、乗用車用、小型トラック用及びトラック・バス用に区分しています。
申込方法
当協会にお電話でお申し込みください。手続の詳細についてご説明致します。
応募締切:毎年10月末日
03-3453-4425
受付時間:9:00~16:00(土・日・祝日及び年末年始を除く。)
申請条件
製造業者の場合
当協会の基準をベースとした性能基準が、具体的かつ明確であること。
なお、海外の製造業者の方は、日本に事務所又は代理店があることが望ましい。
販売業者の場合
当協会の基準をベースとした受け入れ検査基準が、明確であること。
なお、輸入業者にあっては取引条件が具体的かつ明確であること。
認定試験
タイヤチェーンの認定試験は、例年1月に実施し、北海道において制動試験、登坂試験、耐空転試験、静的けん引試験、耐久試験、緩衝試験及び着脱試験を実施します。
なお、小型トラック及びトラック・バス用タイヤチェーンについては、登坂試験、動的けん引試験、耐久試験、緩衝試験及び着脱試験を行います。
提出書類、受験料等
提出書類、受験料及び具体的試験方法等についての詳細は、申込時にご案内いたします。
認定製品の主な性能基準
非金属製及びケーブル式タイヤチェーンの認定品は、一般財団法人 日本自動車 交通安全用品協会が定める「JASA432」及び「JASA433」の次の性能基準に適合した ものです。制動試験はABS装置での試験となり、受験装置と性能を比較する装置は現在の認定品となります。
乗用車関連装置 | |
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制動性 | 現在の認定品との対比で、圧雪路及び氷盤路で基本的に同等以上であること。 なお、試験中において、装置の脱落、破損、スパイク金具の脱落など各部に異状がないこと。 |
登坂性 | 勾配平均12%の圧雪路及び勾配平均8%の氷盤路で一旦停止後、再発進したときに滑らかに登坂できること。 なお、試験中において、装置の脱落、破損、スパイク金具の脱落など各部に異状がないこと。 |
耐久性 | 630㎞ (目安として70%は圧雪路)の距離を走行したとき、装置に著しい摩耗がなく、破損、スパイク金具の脱落など各部に異状がないこと。 |
緩衝性 | 70㎞/hの速度で連続して5㎞走行したとき、装置の破損、スパイク金具の脱落、車体への接触など各部に異状がないこと。 |
耐空転性 | 試験車を固定し、氷盤において20㎞/hの速さで5秒間ずつ連続して5回空転を行ったとき、装置の破損、スパイク金具の脱落など各部に異状がないこと。 |
小型トラック及びトラック・バス用装置 | |
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制動性 | 積載荷重100%で現在の認定品との対比で、圧雪路及び氷盤路で基本的に同等以上であること。 なお、試験中の装置の異状については、乗用車関連装置と同じ。 |
登坂性 | 積載荷重100%で、氷盤路において動的けん引試験により、計算登坂勾配を求め、冬期用タイヤとの対比で 140% 以上であること。 なお、試験中の装置の異状については、乗用車関連装置と同じ。 |
耐久性 | 積載荷重100% で乗用車用関連装置と同じ。(ただし、走行距離の目安として60%は圧雪路) |
緩衝性 | 積載荷重100%で乗用車用関連装置と同じ。 |
耐空転性 | ― |
【備考】
- 制動試験は、ABS装置ブレーキで試験を行います。
- 乗用車用関連装置については、静的けん引試験及び着脱の難易性も調査しています。
- 小型トラック用及びトラック・バス用については、着脱の難易性も調査しています。
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